日記のコーナーです。


2001年12月1日(土) 大阪出張C

 今朝は、8時に「天王寺都ホテル」をチェックアウトし、天王寺駅のコインロッカーに荷物を預けておいてから、ユニバーサルスタジオジャパンに行きました。正直言って、最初は、「いい年してあんなとこ行ってもなぁ〜」という気持ちがあったのですが、いざ行ってしまうと、ちゃんときっちり楽しんでしまうものですねぇ〜。結局、次のアトラクションを観て回りました。

    ◎ウォーターワールド
    ◎ジョーズ
    ◎バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド
    ◎ターミネーター2:3D
    ◎ジェラシック・パーク・ザ・ライド
    ◎バックドラフト

 「ターミネーター2:3D」は途中で止まってしまうというハプニングがありましたが、でもこれが一番よくできたアトラクションでした。

 荷物を取りに天王寺駅に戻ると、駅構内で号外が配られていました。皇太子妃雅子さまが女児を出産されたとのことです。久々に明るい話題ですねぇ。

 その後、長堀橋の地下街にある「インデアンカレー」に行きました。一口食べるとかなり甘くて、一瞬「何を食べたのか?」と思ってしまいますが、しばらくすると辛くなってくるという、なかなか不思議な味のカレーです。kokはかなり気に入りましたよ。

 新幹線はほとんど満席、町田に着いたのは22時頃でした。



2001年12月2日(日) 数奇にして模型

 大阪出張の間に森博嗣のミステリー「数奇にして模型」を読破しました。

 森博嗣はここ数年のお気に入り作家のうちのひとりです。1年ほど前に、前作の「今はもうない」を読んでから、どうも次を読む気にならなかったのですが、ここにきてやっと読破しました。この手の小説はいつも、始めの1/3を読むのが面倒なのですが、この1/3を越えると残りの2/3は坂道を転げ落ちるようにスイスイ読めてしまうものです。

 この「数奇にして模型」は、犀川&萌絵シリーズの第9作目になりますが、毎回読むたびに、このシリーズの最大の魅力は「密室」や「謎解き」ではなくて、「犀川教授と西之園萌絵の何気ない会話」にあると感じます。今回も形とは何か?について犀川教授が萌絵に説明するシーンにはけっこう引き込まれました。

 次回作は「有限と微小のパン」。どうもこの作品が犀川&西之園シリーズのラストらしいです。いったいどういう結末になるのか、今から楽しみです。

 ちなみに、著者の森博嗣は「Mori's Floating Factory 全然ミステリィじゃない日々」というWebで日記を公開していて(この日記が本にもなっています。)、kokは自分のWebの日記のコーナーを作る際にはここを参考にさせてもらいました。



2001年12月3日(月) J−DSLC

 仕事から帰ると、留守番電話の赤いランプが点灯していました。ボタンを押すと、予期した通り、NTTからのメッセージです。「今からISDN回線からアナログ回線に戻す工事を始めます」とのこと。そうです。今日はISDNからADSLに切り替える工事日だったのですよ。「工事が完了しましたという連絡はないのね〜」と小さなつっこみを入れながら受話器を取ってみると、いつもと違う音がして電話がつながらなかったので、たぶん完了してるんだろうと判断して、接続機器の切り替えを始めました。

 まず、今まで使っていたTA(ターミナルアダプタ)を外して押入れにしまいました。これはもう使い道がありません。 ISDN回線にしたのは昨年の夏だったので、それでも1年以上使ったことになりますね。次に、アナログ回線ースプリッター電話の順につないで、電話がかけられるかどうか試してみました。OK、音声系は問題なしです。

 さて、次はデータ系の接続です。アナログ回線ースプリッターADSLモデムーパソコンの順につなげます。ADSLモデムとパソコンの接続はLANなので(TAとパソコンの接続はUSBでした。)、会社でLANにつなげるのと同じ感覚ですね。ここまでは楽勝です。

 あとは、ADSLモデムの設定だけです。パソコンを立ち上げて、ADSLモデム設定画面を起動し、パラメータを入力していきます。セットアップガイドの通りに入力するだけなので、これも楽勝です。入力し終わって、再起動をかけます。正常ならこれでアクセスポイントにつながるはずですが...つ、つながらない???

 ADSLモデムを見るとPPPと書いたLEDが赤く点灯している(LEDがREDってのはちょっとおもしろいな...)ので、どうもアクセスポイントに接続要求にいって認証で拒否されているっぽいです。ユーザIDかパスワードの入力を間違えたかなぁ〜と思って、設定を確認してみましたがちゃんとあっています。

 ここで、もしやと思って、ODNから送られてきた「サービスご利用のご案内」を見ると、料金起算日が12月4日(つまり明日)になっています。これはどうも、切り替え工事日は今日だけど、ADSLサービスの開始は明日なので、今日接続しようとしても拒否されるってことのようです。今日はもう寝るしかないですね。



2001年12月4日(火) J−DSLD

 今朝は6時に起きて、即、パソコンを起動しました。ADSLモデムを見ると、LEDがすべてグリーンになってます。どうもつながってるっぽいです。やはり昨晩はまだサービス開始日になってなかったので接続できなかったのですね。

 まず、メールを受信してみましたが、問題なしです。次に、ネットスケープを起動して、画像の多いWebを開いてみました。やはりいつもより表示が早いですねぇ。さらに、動画をダウンロードしてみました。おおっ、これは断然早いです!!

 ADSL設定画面を見ると、現在の回線スピードは「上り512Kbps 下り1536Kbps」と出ていました。ADSLはその特性上、NTT収容局からの距離や物理的な回線品質、同一ケーブルに収容されているISDN回線の影響などによって、回線スピードが低下することがあると聞いていたのですが、幸いMAXに近いスピードが出ているようです。

 ついでに、IPフィルタリングの設定をしておきました。ADSLは常時接続なのでフィルタリングの設定はとても重要です。とりあえずセットアップガイドに書いてある通りに設定しましたが、場合によってはもう少し詳しく勉強した方がよいかもしれません。


 仕事が終わった後、職場のS石氏と飲みに行きました。kokが異動することを話したら、それじゃあ、飲みに行こうということになったわけです。店は「おふくろの味 浜や」。この店をは2度目ですね。前回はカウンターがある方の部屋でしたが、今日は奥の座敷の方に入りました。こちらに入るのは初めてですが、普通の家の居室を改造して作ったような小さな座敷でした。



2001年12月5日(水) 不満と不安@

 kokが職場を異動するという話がそろそろ職場で広まり始めたようで、今日は何人かの人から声をかけられました。

 それでいろんな話をしたのですが、今は不景気だということもあって、kokが勤める会社でもみんな多かれ少なかれ色々な不満を抱えているようです。特に、管理職に不満がいっぱいでふてくされている人が多いように思います。kokの世代から見ると「今まで楽なゲームをやってきて管理職にまでなってラッキーだったのに、ここにきてゲームが難しくなったからといってふてくされるのはどうかな?」と思うこともあります。

 もちろんkokもいっぱい不満を抱えていて、飲みに行って憂さ晴らしをしたりするわけですが、でも、そろそろ「文句だけ言っていてもしょうがないな」とも思い始めています。高度成長期のようにゲームが楽だった時代には、上司の後をついてエスカレータに乗っていればそこそこいい所に行けたのかも知れませんが、今後は常に自分で「今、毎日やっていることの行き先はどこなのか?」を確認して方向を微調整しながら生きていく必要があると思います。

 これはつまり自分の人生を自分でコントロールするってことですから、「生きる」ってことの意味とほぼイコールではないかとも思うのですが、とはいえ、やっぱり、不満を言いながらエスカレータに乗っていた方が楽なわけで、自分で自分の行き先を決めようと考えた途端、今度はいろんな不安が襲ってきます。



2001年12月6日(木) 不満と不安A

 実は、昨日ぐらいから、今回職場を異動することについて、「新しい職場でうまくやっていけるかな?」とか、「もっといろいろ調べてから実行した方がよかったんじゃないか?」とか、「自分はどうも軽はずみなとこがあっていかん」とか、あまり根拠のない不安が頭の中をチラチラして少しナイーブになっています。「人間万事塞翁が馬」なんてkokらしくない言葉が頭に浮かんだりするぐらいですから、意外にけっこうきてます。(笑) もしかしたら体調が悪くて気が弱くなっているのかな?

 でも、こういった不安はあれですね。子供の頃、寝る前に「人は死んだらどうなるのだろう?」と考えて怖くなったのと同じで、たぶん考えてもしょうがないことですよね。kokが抱えている不安も、新しい職場に通い始めてしばらく経てばすぐ忘れてしまって、じきに今度は新しい職場への不満が出てくることでしょう。

 「会社勤めは不満がいっぱい、独立したら不安がいっぱい」とよく言われますが、独立するってことはこういう不安との戦いなのですねぇ。(今回、kokは職場を異動するだけで、会社を辞めるわけではありませんので、比べものにはなりませんが。)

 さて、今日はさっさと寝てしまうことにしましょう。こういう時はこの手に限ります。



2001年12月7日(金) 異動発令

 大阪で内示の連絡を受けてから1週間、今日が異動の発令日です。とはいっても、特別な儀式があるわけではなく、書面で辞令をもらうわけでもありません。ただ、今日は9時から新しい職場で、異動者を紹介する挨拶式というのが行われたのでこれに出席しました。(もちろんkokは紹介されます。)

 そのために今朝は6時に起きて、7時に自宅を出ました。町田の自宅から田町にある新しい職場までドアトゥドアで1時間半かかります。今までの職場までは片道40分ぐらいだったので、これはちょっとキツいです。この片道1時間半をどのように有効に使うか、もしくはもっと近くに引っ越してしまうか、今後、考えていく必要があります。

 8時30分に新しい職場に到着。kok以外にも2人、今回この職場に異動してきた人がいました。9時までの間、彼らと自己紹介などしながら待っていたのですが、お互い不安な身なので、ずいぶんと親近感がわきます。なんか新入社員の時を思い出してしまいましたよ。新しい職場に落ち着いたら、この3人で飲みに行くのもいいかも知れませんねぇ。

 9時からの挨拶式で紹介された後、新しい直属上司から職場と業務の説明を受けました。職場の感想は...そうですねぇ..とりあえず「悪くはない」ってところですかね。今のところは。フレンドリーな感じは受けましたし、まぁ、仕事はやりやすいんじゃないでしょうか。着任日は12月17日に決まりました。それまでに、今までの仕事の引継ぎをしてしまわなくてはなりません。


 さて、今晩は立川で飲み会です。



2001年12月8日(土) GOSHIKI

 昨晩は、立川でK斐氏との飲み会でした。K斐氏はkokと同じ会社の社員だったのですが、今年の6月末で退職し、今はベンチャー起業を目指しています。この人はkokの友人というよりは師匠に近い人で、ときどき話が聞きたくなります。前回いっしょに飲んだのは7月だったので5ヶ月ぶりですね。

 場所はJR立川駅近くにある「GOSHIKI」という地鶏・惣菜&WINEの店です。入ってみると思った以上におしゃれというよりムーディーな店で、我々以外の客はほとんど女性客(カップルではなく、女性グループ)ばっかりでした。予約しておいたので席も奥のいいところだったし、なんか、密談をしているような気分でしたね。(ワインのボトルとデカンタをひとつづつ空けたわりには値段もお手頃でしたよ。)

 話題はK斐氏の仕事の話とkokの異動の話を中心にいろいろ出ましたが、特にkokが良かったと思うK斐氏の話を3つだけ下に書いておきましょう。

   ◎ここしばらくは不景気が続くので、この間は勉強をするチャンス。勉強できる職場かどうかがポイント。
   ◎これからは大きな仕事がまるごとドンとくるようなことはなくなる。したがって、小回りのきく会社に有利。
   ◎中小企業診断士とはビジネスのコンサルタント。コンサルをやりながらビジネスの勉強ができる。

 そうそう...K斐氏は仕事の付き合いでゴルフをやる必要がでてきたらしく、年内に始めるそうです。私で良ければいつでもお供しますので。(笑)



2001年12月9日(日) キャッシュフロー・クワドラント@

 おとついの飲み会で、K斐氏の「中小企業診断士とはどういうものか」という話を聞いている間、kokは頭の中でキャッシュフロー・クワドラントを思い浮かべていました。

 キャッシュフロー・クワドラントというのは、ベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」 の続編「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」に出てくる、ビジネスに係わる人を4つのタイプに分類する図<写真参照>のことで、4つの文字は各々、

   E:人に雇われて働く従業員(employee)
   S:自分自身が雇い主である自営業者(self-employed)
   B:自分のビジネスを持つビジネスオーナー(business owner)
   I :投資することでお金に働かせる投資家(investor)

を示しています。この本の中で著者は、キャッシュフロー・クワドラントの左側(EとS)から右側(BとI )に移ることを奨めているのですが、「いきなりなんのノウハウもなしにEからBに移るなんて無理だよなぁ〜」というのが、この本を読んだ時のkokの正直な感想でした。

 で、おとついの飲み会でkokが思いついたのは、「中小企業診断士というSの仕事を間に入れることによって、EからBに移るひとつのストーリーができあがるのではないか?」ということです。

 ...話が長くなりそうなので、このつづきはまた明日。



2001年12月10日(月) キャッシュフロー・クワドラントA

 今日はボーナス日でした。この不景気でボーナスがどれだけ下がるかが心配されましたが、心配するほどのことはなく、逆にほんのちょっとだけ上がってました。(上がったと言っても、元が元なので...)


 さて、昨日の続きです。kokが思いついたEからSを経由してBに移るストーリーは次の通りです。

   ステップ1.:会社に勤めながら、中小企業診断士の資格を取り、将来の自分のビジネスのネタを探しておく。
          ↓
   ステップ2.:中小企業診断士としてビジネスのコンサルをしながら、顧客からビジネスのノウハウを学ぶ。
          ↓
   ステップ3.自分のビジネスを立ち上げる。

 うーーん、書いてみたら、何てことはない簡単なストーリーでしたねぇ。



2001年12月11日(火) 人材公募@

 kokが勤めている会社では何年か前から人材公募という人事制度が実施されていて、手順は次のように進められます。

    1.人材を求める部署が求人を出す。
    2.その部署への異動を希望する社員が応募する。
    3.面接によって採用の合否が決定される。
    4.採用された場合は異動する。

 最近では会社の方でもこの制度に力を入れているようで、求人は年に4回、3ヶ月毎に出ますし、求人→質疑応答→応募→面接のアポ→合否の通知→異動日の連絡までの一連の手続きがすべてWebとメールだけでできるようになっています。面接自体はさすがにWebやメールでは無理なので、実際に会って行いますけどね。

 もちろん希望している部署の求人が出るとは限りませんし、求人が出て応募しても合格するとは限らないわけですが、この制度ができるまでは、他にやりたい仕事があっても元の部署がなかなか異動させてくれなくて、特に大きな組織を越える異動となると、それこそ「異動させなきゃ会社を辞める」とまで言わない限り無理だと言われていましたので、この制度のおかげで社員にはずいぶんと可能性が広がったと言えます。



2001年12月12日(水) 魚一丁A

 今晩は、K森氏とN部さんの3人で飲みに行きました。店は「魚一丁」(うおやいっちょう)。この前は町田店に行きましたが、今回は新横浜店です。さすがに忘年会シーズンだけあってかなり混んでましたよ。

 今晩のメンバーは(出張に行っていて来れなかったN部さんの旦那も含めて)昔、同じ職場だったことがあります。その頃の仕事はいろんな意味でキツイ仕事でしたが、仲間意識が強い職場だったので、今でもその頃のメンバーには何か特別な思いがあります。

 実は今回、kokもK森氏もN部さんの旦那も職場を異動することになりました。異動時期が重なったのはもちろんたまたまですが、なんだか感慨深いものがありますね。



2001年12月13日(木) 人材公募A

 人材公募制度の最大のポイントは、現在所属する部署の上司にはまったく知られることなく処理が進められるという点です。

 現在の上司に連絡が届くのは異動することが決まった後なので、現在の部署の都合で異動させてもらえないということはありません。(具体的な異動する時期については、旧部署と新部署との間で多少の調整が入りますが、異動できないということはありません。)

 それに、人材公募に応募して面接で不採用になった場合でも、現在所属する部署の上司には知られないので、現在の職場で気まずくなってしまうこともありません。(もちろんアチコチで自分で喋っちゃぁバレるでしょうけど...) これは重要なポイントですね。



2001年12月14日(金) 赴任日

 今日は赴任日でした。赴任日というのは、任地に赴く(おもむく)日という意味だったのですねぇ。恥ずかしながら、kokはごく最近まで意味がわかってませんでしたよ。

 今週はずっと、過去に担当していた業務の資料を整理したり、名刺の整理をしたり、机の中を整理したりして過ごしました。正確には、整理したというよりほとんど捨てました。さすがに何年もの間、同じ職場で仕事をしていると、いろんな資料やガラクタを貯め込んでしまっているものです。これらを捨てるのに少しためらいがありましたが、新しい職場に持っていくわけにはいかないし、自宅に持ち帰ってもしょうがないので、思い切ってどんどん捨てました。

 最低限の物だけ新しい職場に郵送して、机をキレイに片付け終わると、「今日でこの職場ともお別れなんだなぁ〜」と今更ながら気づきましたが、喪失感のようなものはあまりありませんでしたね。



2001年12月15日(土) アパートの契約更新

 今日は不動産屋にアパートの契約更新の手続きをしに行きました。

 アパートの契約更新手続きは2年毎に行っています。更新時には家賃1ヶ月分と同額の更新料(?)を支払わなくてはなりません。この料金は不動産屋に支払うものなのか、大家さんに支払うものなのかを聞いてみたところ、どうもこれは大家さんに支払われるもののようです。

 新しい職場は町田からかなり遠く、そのうちアパートを引っ越すかも知れないので、今、契約を更新するのはもったいないのですが、まだどこに引っ越すかも決めてないし、まぁ、タイミングが悪かったとあきらめるしかないですねぇ。

 引っ越すかどうかは、新しい職場にしばらく通ってみてから決めることにしましょう。



2001年12月16日(日) 今昔続百鬼 雲@

 2〜3日前から、京極夏彦「今昔続百鬼 雲(こんじゃくぞくひゃっき くも)」を読み始めました。京極夏彦は、森博嗣と並ぶkokのここ数年のお気に入り作家のうちのひとりです。

 京極夏彦といえばメインは京極堂シリーズですが、この「今昔続百鬼 雲」はサブタイトルに「多々良先生行状記」とあるように、妖怪研究家の多々良先生を主人公にした番外編のようです。

 この本はかなり分厚い(ていうか京極夏彦の小説はみんな分厚い)のですが、文章の調子が良いので、読み始めるとどんどん読めてしまいます。この2〜3日で、4つのストーリーのうち「岸涯(がんぎ)小僧」「泥田坊(どろたぼう)」「手の目」の3つを読んでしまいました。

 いや、なかなかコミカルでおもしろいです。この分では最後のストーリー「古庫裏婆(こくりばば)」もあっと言う間に読んでしまいそうですねぇ。



2001年12月17日(月) 着任日

 今日は着任日でした。心機一転、これからは新しい職場で仕事をしていくことになります。

 今朝は6時に起きて8時半前には職場に着きました。(最初ぐらいは定時にいかないとね。) 9時からの部内会議で着任の挨拶をして、パソコンの設定や送った荷物の整理をした後、後任者が残した資料を見始めました。

 やっぱり始めは緊張しますし、覚えなきゃならないことがいっぱいあって、夜にはもう頭がぼーとしてしまいましたよ。着任するまではなにかと不安でしたが、これからは不安になっている暇もなさそうです。

 あっと言う間に終わった一日でした。



2001年12月18日(火) 人材公募B

 今後は人材公募制度の利用が活発になっていって、人望がなかったりビジョンを示せない部門長の率いる部署からはどんどん人材が流失していくんでしょうねぇ。

 逆に、今までなら、新しい部署を新設する時などに優秀な人材を集めることが(現在の部署が優秀な人材を出さないので)難しかったわけですが、今後はビジョンをしっかり示すことで、最初から優秀な人材を獲得することが可能になっていくわけで、また、これが世の中の変化に対する組織全体の対応スピードに反映されていくということなんでしょう。

 もちろん、社員の側にも意識の改革が必要で、今までのようにずーと同じ部署にいてエスカレータ式にだんだん偉くなっていくというのではなくて、もっと、自分はどういうキャリアを歩みたいのか、将来どんな風になりたいのかをしっかり考えて、自分をプロデュースしていくことが重要になっていくのでしょうね。

 まぁ、言うほど簡単ではないでしょうが...でも、今後はさらに変化のスピードが早くなっていくでしょうし、死ぬまでずーっと同じ職場に居れるわけではないでしょうから、いつかは向き合わなくてはならないテーマなのですよ。



2001年12月19日(水) 旧職場の忘年会

 今晩は先週まで在籍した職場の忘年会でした。場所は新横浜、店は横浜アリーナ歩道橋手前にある居酒屋「庄や」です。

 夕方ぐらいまでは定刻の19時には店に入れると踏んでいたのですが、急にやらなくてはならない仕事が発生してしまい、慌てて職場を出たのは19時少し前でした。その頃にはもう行くのが面倒になっていたのですが、今晩の忘年会は今回の異動者の送別会も兼ねているので、送られる立場のkokが行かないわけにはいきません。結局、店に着いたのは20時20分頃でした。

 5日前までいっしょに机を並べて仕事をしていた人達との飲み会は、なんというか、テレビで昔の番組を見ているような気分でしたね。言いたいこと(主に文句)もいっぱいあったはずなのですが、なんだかどうでもよくなってしまって、異動の挨拶もどうでもいいことを喋ってお茶を濁してしまいました...

 まぁ、詳しい話は個別の飲み会でということで。



2001年12月20日(木) 人材公募C

 今までの話ですでにお気づきだと思いますが、kokが今回職場を異動することになったのは、人材公募に応募したからです。

 応募しようと思ってから着任するまでは次のような日程でした。

     9月12日:人材公募への応募を考え始める。
     9月21日:Webで応募する。
    10月31日:面接を受ける。(この日は半日休暇を取りました。)
    11月13日:採用決定通知が届く。
    11月30日:異動の内示がある。
    12月 7日:異動発令
    12月17日:着任

 なんでこんなに月日が正確かというと、それは後で読めばわかるように、このホームページの日記にそれとな〜く書いてあるからですよ。興味のある人は該当する日の日記を読んでみてくださいな。



2001年12月21日(金) 異動しましたメール

 ふー、やっと金曜日。さすがに今週はハードでしたねぇ〜。

 今日は社内外の多くの人に「異動したので連絡先が変わりましたメール」を送りました。もっと早く送りたかったのですが、なかなか時間が取れず、今日になってやっと送ることができました。もうメールアドレスが変わってしまったのか、エラーで返ってきてしまう人がけっこういましたね。

 いろいろな人から返事をもらい、またそれに対する返事を書いていたら、終電近くになってしまいました。明日はゴルフコンペの予定だったのですが、(甲府の)ゴルフ場に雪が積もってしまったとのことで、早々に中止の連絡がありましたので、まぁ、今日は何時になっても平気だったんですけどね。

 返事のメールを読んでいて気づいたのは、意外に昔の知り合いで田町勤務の人が多いということです。「近くに来たね」「飲みに行きましょう」なんてメールをもらうとなかなか嬉しいものです。新しい仕事に慣れるまではそんなにしょっちゅう飲みに行くわけにはいきませんが、まぁ、楽しみが増えましたね。



2001年12月22日(土) 新しい職場の感想

 今日は天気も良かったし、けっこう暖かかったですねぇ。これならゴルフできたんじゃないかなぁ〜。

 さて、着任して1週間、ここらで新しい職場の感想を書いておきましょう。

   <新しい職場の感想>
   1.みんな忙しそうで活気がある。(じっくり仕事をする感じではないですね。)
   2.お客さんに関する情報が多い。(前の職場とは桁違い!!)
   3.部内で情報を共有するための仕組みがしっかりしている。
   4.教育制度がしっかりしている。(職級別に受けなくてはならない研修や取らなくてはならない資格が決まっています。)

 教育制度がしっかりしているということは基本的には好ましいことだと思いますが、異動してきたばかりのkokは今までに受けた教育が0(ゼロ)なわけで、これから忙しい業務をこなしながら、教育も受けていかなくてはならないというのはけっこうたいへんです。

 特にTOEICは470点以上はないとダメなようで、「英語が最大の弱点」と言っても過言ではないkokにとっては大きなハードルです。でも、まぁ、もうちょっと英語ができればハワイに行った時にもっと楽しくなるでしょうしね。これを機に前向きに頑張ってみましょうかね〜。



2001年12月23日(日) 天王誕生日 TOEIC@

 今日、テレビを観ていたら回転鍋の店を紹介してました。今度、行ってみたいですね〜。

 さて、TOEICの話です。kokが勤めている会社では、年に3回(2月/7月/11月)、社内でTOEIC試験を受けることができます。もちろん毎回受けなければならないわけではなくて、受けたい時だけ受ければ良いのですが、TOEICスコアの有効期限は3年なので、最低でも3年に1度は試験を受けなければなりません。

 もちろん、kokはスコアが低いのでもっと頻繁に試験を受けなきゃなりません。次回は2月の始めなので、あと6週間ぐらいですか。ちょっと時間がないですねぇ。よく「短期間でスコアアップを目指すなら、英語の勉強ではなく、TOEICの勉強をした方が早い」という話を聞きますから、その手でやってみますかねぇ。

 ということで、さっそく昨日、本屋で参考書を買い込んできました。

   ・「はじめて受けるTOEIC TESTパーフェクト攻略」
   ・「TOEIC TEST英単語・熟語パーフェクト攻略」
   ・「TOEIC TEST GRAMMAR パーフェクト攻略」

 英語の参考書は今までも腐るほど買ってきたkokですが、いつもほとんど買うだけだったんですよねぇ〜。今度は無駄にしないように頑張りましょう!!



2001年12月24日(月) 振替休日 TOEICA

 どうも風邪をひいたようで喉が痛いです。週末になって気が抜けたかな...

 さて、TOEICも久しぶりですし、問題構成をまとめておきましょうかね。まずはリスニングセクション(45分/100問)。

  ◆PartT Pictures(写真描写問題)/20問
   →テストブックの写真を見ながらテープ音声を聴き、写真を最も適切に表現している音声センテンスを1つ選ぶ4択問題。

  ◆PartU Question-Response(応答問題)/30問
   →全てテープ音声による質疑応答。質問文に対し、最も妥当な応答を1つ選択する3択問題。

  ◆PartV Short Conversations(会話問題)/30問
   →テープ音声による2人の短い会話を聴き、テストブックの設問を読み、正答を1つ選ぶ4択問題。

  ◆PartW Short Talks(説明文問題)/20問
   →テープ音声によるアナウンスや短いスピーチを聴いた後、テストブックの設問を読み、正答を1つ選ぶ4択問題。



2001年12月25日(火) TOEICB

 今朝、トップページのWeb見聞録「ひづめの部屋」を追加しました。記念すべき第2号です。


 さて、昨日の続きです。TOEICの問題構成、今日はリーディングセクション(75分/100問)です。

  ◆PartX Incomplete Sentences(文法・語彙問題)/40問
   →短文の空所を埋めるのに最も適切な単語・語句を1つ選ぶ4択問題。単語力・イディオム力・語法力・文法力が問われる。

  ◆PartY Error Recognition(誤文指摘問題)/20問
   →各センテンスの語や語句に4箇所引かれた下線のうち、文法上・語法上誤っているものを1つ選ぶ4択問題。

  ◆PartZ Reading Comprehension(読解問題)/40問
   →社内回覧・ビジネスレター・表・グラフ・広告文・通知文・求人案内・雑誌記事などを読み、設問に答える4択問題。



2001年12月26日(水) 中間配当金

 今朝は会社に行く前に、郵便振替払込通知書を持って郵便局に行きました。

 kokは今年の5月に初めてを買ったのですが(勤めている会社の持株会には入ってましたけど、それ以外は初めて。)、今回、株主に中間配当金が支払われることになったようで、それが郵便振替払込通知書という形で送られてきました。今朝はそれを現金化しに郵便局に行ったわけです。

 とは言っても、その中間配当金はたったの2,000円で、そのうち20%が税金で引かれてしまうので、手取りは1,600円ぽっちです。今まで給料やボーナスから所得税とかを引かれていてもあまり気になりませんでしたが、こんな風に引かれると気になりますねぇ。ちょっと税金、高いんじゃないのぉ〜。国民に株や投資信託をもっと買って欲しいんだったら、買いたくなるようにしないとねぇ。税制改革を先延ばししてちゃぁダメですよ。

 実は、この株の値段は、現在、購入した時の半分以下の値段になってしまっていて、こっちの方がもっと深刻なのですけどね。まぁ、来年には上がってくると思ってますが...(根拠ナシ)



2001年12月27日(木) 新しい職場の忘年会

 今晩は、新しい職場の忘年会でした。店はJR田町駅前の田町センタービル地下1階にある「藩」です。

 着任して10日、未だに顔を見ても名前がわからない人が半分ぐらいいますし、いつもどんなノリの飲み会なのかもわかりませんので、孫子を標榜するkokとしては「始めは処女(おとめ)のごとく」でいこうと思っておとなしくしてました。そうでなくても、この手の大人数の飲み会は苦手なのですよ。

 2次会は同じ田町にあるカラオケボックス(ここで文化の違いというかちょっとびっくりすることがありました...)、3次会は湯島天神近くの行きつけの店というところでした。明日中に片付けなければならない仕事があったんですけどね。まぁ、今日は最後まで付き合うしかないです。

 当然、電車はもうありませんので、タクシーで帰りました。(とんでもない金額でした...)自宅に着いたのは3時頃、その後もなかなか寝付けませんでしたね。



2001年12月28日(金) 納会@

 今朝はちゃんと9時過ぎには職場に入りました。(2時間ぐらいは寝たかな?) まぁ、今日さえ乗り切れば正月休みですからねぇ。なんとか頑張れます。

 で、今日は一日、脇目も振らず一心不乱に提案資料を作ってました。17時半からは食堂で納会が行われたのですが、まだ資料が完成してなかったので、乾杯まで出席しておいて、その後は職場に戻って資料作りを続けました。しっかし、着任早々こんなに忙しいとは思わなかったですねぇ。

 でも、19時前にはなんとか資料が完成しました。これで正月休みが迎えられます。その後、H爪氏、K森氏、I橋氏、kokの4人で田町駅前の居酒屋(名前は忘れましたね。「宴」という字が入っていたと思うのですが...)に軽く飲みに行きました。I橋氏も田町勤務ですが、自宅は辻堂に引っ越したそうです。海に近くて家賃もかなり安いとのこと。なるほどねぇ〜、東海道線は考えてませんでした。kokもそろそろ引っ越し先を考えないとね。



2001年12月29日(土) 今昔続百鬼 雲A

 今日は、京極夏彦の「今昔続百鬼 雲(こんじゃくぞくひゃっき くも)」に収録されている4つのストーリーのうちの最後のひとつ「古庫裏婆(こくりばば)」を読みました。この1話だけで150ページぐらいあるのですが、読み始めるとあっという間です。

 この「古庫裏婆(こくりばば)」では、なんと京極堂シリーズの主人公、中禅寺秋彦がゲスト出演しています。これを読んでしまうと、次は京極堂シリーズの続きが読みたくなってしまいますねぇ。前作の「塗仏の宴(ぬりぼとけのうたげ)」以降、なんか番外編っぽいのばっかり出版されてますが、次回作の「陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)」はいつ出版されるんでしょうか?

 京極夏彦の公式ホームページに書いてあるかなぁ〜と思って見てみたら、次回作の出版予定は載ってませんでしたが、代わりに変な写真が載ってましたよ。京極夏彦が妖怪に囲まれている写真です。何を考えてんだ、このおっさんは...



2001年12月30日(日) アセットマネジメント

 今日は久しぶりにMS-Excelで作っているアセットマネジメント(資産管理)ファイルを見直しました。

 kokはほんの数年前まで、給料明細書もろくに見ないほど金銭的なことに無頓着だったのですが、2年半ほど前にあることがあって、それがきっかけで自分の資産をちゃんと管理するようになりました。(まぁ、資産と呼ぶのもおこがましいような資産ですが..)

 基本的にはどの口座にいくら入っているかを管理するわけですが、その際、自分の資産を次の3つに分けて管理し、偏った資産運用にならないように注意しています。

  ●流動性資金:換金性が高く元本割れの心配が無い。(銀行預金、郵便貯金、MRF、MMFなど)
  ●利殖性資金:大きく増やすハイリスク・ハイリターン。(株、外貨預金、外貨MMF、投資信託など)
  ●安定性資金:安全・確実に増やす。(財形、公社債投信など)

 現在の金利では銀行にお金を預けておいても利息がほとんど(もうゼロに近いぐらいしか)つかないので、もっと利殖性資金の割合を増やしたいところですが、今は株も外貨預金もなかなか難しいですよねぇ〜。



2001年12月31日(月) キャッシュフロー101@

 今日、東急ハンズ町田店「キャッシュフロー101」というボードゲームを買ってしまいました。

 これはあのベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキが考案した金持ちの考え方を学ぶためのボードゲーム(だそう)です。「金持ち父さん貧乏父さん」の中でもこのキャッシュフロー101の紹介がありましたし、ロバート・キヨサキのホームページで売っているのも知っていたので、実は前々から気にはなっていたのですが、

 昨日、東急ハンズ町田店で売っているのを見てびっくりしました。値段がなんと3万円です。(ちなみに、同じ棚にあったモノポリーや人生ゲームは3,000円ちょっとでした。) これじゃぁ、金持ち父さんがさらに金持ちになるのに協力するようなものだなぁ〜と思いましたよ。さすがに。

 でも、でも、ずいぶん迷ったあげく、ついに買ってしまいました...この忙しいのにいったいいつ誰とプレイするつもりなのか?(それも英語版だし...) というわけで、いっしょに遊んでくれるひと募集中!!です。


 おっと、今日で今年も終わりですねぇ。今年は何かとヘコむことが多かった一年ですが、その分、いろいろと身の回りのことを考えることができた一年でもありました。「蛟龍が淵に潜むは登らんが為である。」  そろそろ攻めに転じないとね〜。来年は今年考えたいろいろなことをどんどん実行に移していきたいと思っていますよー。




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