コクログ -中小企業診断士チャレンジ日記-: MOT研修(第3回)

2010年7月15日(木)

MOT研修(第3回) [会社]

今日はMOT研修の第3回目でした。講師は、ホンダでエアバックの研究をされていた小林三郎先生。ビートたけしばりに「バカヤロウ」を連発するべらんめー調の講義でしたが、途中で軽く頭が痛くなるほど集中して聴くことができました。

<メモ>
・イノベーションはオペレーションと違ってロジックで説明できず、結果もなかなか出ない。また、イノベーターは変わった人が多いので、上司を説得できない。上司も昔の成功体験をベースにロジックで理解しようとするので理解できない(40歳を過ぎたらイノベーションは無理)。その結果、新しいものが生まれない。

・結果が出るまでに時間のかかるイノベーションでは、自分の「哲学」を確立し、ものごとの「本質」を見極めることが重要。そのためには「現体験」が一番いい。自ら体験して考えること。新しいものやおもしろいものをどんどん見に行く。「ワイガヤ」で異質な人と本質について議論するのも有効。熱気と混乱。

小林先生のお話を聴いていて、今後は、「自分は今、オペレーションの話をしているのか、それとも、イノベーションの話をしているのか?」、「本質的な議論をしているのかどうか?」を常に意識するようにしようと思いました。あと、やはり、哲学(自分はどうなれば幸せなのか?)は後回しにはできないですね。

「40歳を過ぎたらイノベーションは無理」と言われるとずいぶん寂しい気がしますが、通常、イノベーターは変わり者でアイデアを上司に説明したり事業化したりすることが苦手なので、イノベーターのアイデアを100%理解できないまでもその可能性や方向性の正しさぐらいを察知し、それを実現する道筋を立ててあげるのがkokのような者の役割なのかな、と思いました。あー、これって、技術系の社長と中小企業診断士の関係にも似てますねー。

「新しい価値づくり研究会」とか、「ワイガヤ同好会」とか、あったら参加したいなぁー。

Posted by kok at 2010年07月15日 23:50
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