今日、「小さな会社・儲けのルール ランチェスター経営7つの成功戦略」を読み終わりました。最近流行りの夢いっぱいの起業の勧めかと思ったら、さにあらず。誰でも思いつくけど継続して実行している人は少ないような、地味だけど実践的な小さな会社のための戦略本といった感じです。たとえば、
・力のない小さな会社がこれから伸びる市場に手を出してはいけない。
・大企業がやらない業種・商品という切り口で探す。同業者が弱い業種を狙う。
・商品を「価格別」「サイズ別」「用途別」など色々な角度で小さく分けてみる。
・商品の数を増やしてはいけない。非関連多角化は絶対にしてはいけない。
・営業エリアは小さくしよう。
・成功するためには長時間労働が不可欠。
などなど。いかにも現代では流行りそうもないことばっかり書かれてますが、でも、昔の日本を盛り上げてきた人達はこういうことを実戦していたんじゃないかなぁ~と思いました。
「凡人が人より抜きん出て豊かな人生、経済的に豊かになるには長時間労働が不可欠」というところでは、正直な話、いやだなぁ~と思いましたが、でも、だからこそ、自分の好きなことを仕事に選ぶ必要があるということなんでしょうね。本書でも「食べるためだけの長時間労働は悲しくて貧しい気持ちになりますが、自分の才能と人間性を磨くために時間を使うのであれば、決して貧しい気持ちにはならないと思います」と書いています。
栢野/カヤノさん、はじめまして。kokです。
作者ご本人からコメントを書き込んでいただけるなんて、ホントびっくりです!!
ありがとうございました。
Posted by: kok at 2004年03月23日 10:59